大雪に伴う農作業等の対策について
令和7年2月3日に福岡管区気象台から発表された「大雪に関する福岡県気象情報によると、4日明け方から6日頃にかけて大雪となるおそれがあり、気温が平年よりかなり低くなる所があるといった気象情報が発表されています。
農作業及び農地・農業用施設の見回りには気象情報を十分に確認し、人命を最優先に事故の防止の徹底をお願いします。
また、農作物や栽培施設、農業用機械などに被害を受けた場合は、被災証明の発行などのため、被害状況の把握が必要になりますので、農作物や栽培施設、農業用機械の被害状況を確認し、被害状況が分かる写真の撮影をお願いします。
また、被害状況把握のため、被害が出た場合は連絡をお願いします。
※被害状況の確認や写真撮影を行うときは、必ず周囲に危険がないことを確認して行ってください。
被災証明願(農業関係用) (PDFファイル: 139.2KB)
福岡県の警報・注意報(気象庁)
南筑後普及指導センターからの寒害・雪害の被害防止対策情報
施設
施設
- 暖房機・燃料タンクの点検を行い、故障や稼働中の燃料切れが起こらないよう随時点検する。
- 被覆フィルムの隙間・破損を点検し、補修を行う。
- かん水施設は、管内の水を抜き、水栓を被覆資材で覆うなどの凍結防止対策を行っておく。特に、ポンプの凍結に注意する。
- 強風が予想される場合は、フィルムの浮き上がり防止にマイカー線の増し締めと本数の追加、防風網での被覆を行う。ただし、降雪が開始した場合は防風網を撤去する。
- 大雪が予想される場合は、応急補強用の支柱、筋交いなどをあらかじめ用意しておき、降雪開始と同時に直ちに取り付ける、単棟ハウスでは中央部に木や竹で支柱を立てる。また、連棟ハウスでは谷部に雪が溜まり倒伏しやすいので谷部を補強する。
- 谷やサイドの自動換気用巻き上げが凍結している状況で、急にハウス内温度が上昇した場合、自動換気装置が稼働し、無理に巻き上げようとしてモーターが故障したり、ビニルが破損したりするので、手動に切り替えておく、
- 暖房機がある場合は、降雪開始と同時に設定温度を高めて内カーテンを開き、屋根を温めて雪の自然落下を図る。
- 暖房機が稼働しても、外気温が急激に低下すると室温が低下する恐れがあるため、室温の確認を行い、生育に必要な温度を確保できるよう、暖房機の温度設定を行う。
- 降雪し始めたらハウスの見回りを行い、早めに雪下ろしを行う。遅れるとビニルがたるみ、雪の滑落が困難になる。雪下ろしは両側から行う。
- 無加温ハウスの場合は、施設の気密性を高め、内カーテンを開放し、地熱の放射によって室温の上昇とそれによる屋根雪の滑落を図る。
野菜
露地野菜
- 冷害や低温障害のおそれがあるので、降雪前に収穫可能なものはできるだけ収穫する。
- 寒風害の対策として季節風の吹く風上や圃場周囲に防風ネットを張る。
- べたがけ資材などで保温する。
- トンネル栽培では降雪し始めたら早めに除雪を行う。
- 雪解け水の排水に努め、湿害に注意する。
- 雪解け後は地上部病害について早期防除を徹底する。
この記事に関するお問い合わせ先
産業振興課 農地・担い手係
〒830-0416
福岡県三潴郡大木町大字八町牟田255-1
電話番号:0944‐32‐1063
ファックス:0944-32-1054
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