知ろう!学ぼう!ワンヘルス!

「ワンヘルス」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれません。

「大木町ワンヘルス推進宣言」の中にもありますが、「ワンヘルス」は、「人と動物の健康と環境の健全性は一つとして一体的に守っていこう」という考え方です。

まずは、この動画で簡単に「ワンヘルス」を知ってみましょう!

ワンヘルスとは

 ワンヘルス(One Health)とは、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一つの健康と捉え、一体的に守っていくという考え方です。私たちが健康的に暮らしていくためには、地球に暮らす動物、そして地球自身も健康である必要があります。

※この考え方は、世界的に広がってきています。具体的には、森林破壊や気候変動が引き金となっている人獣共通感染症や抗菌剤が効きにくくなる、または効かなくなる薬剤耐性に関し、ワンヘルス・アプローチに基づいて取り組んでいくことが、G7サミットや生物 多様性条約第15回締約国会議(COP15)などの国際間の枠組みで合意されています。

「6つの基本方針」~福岡県ワンヘルス推進基本条例~

「福岡県ワンヘルス推進基本条例」は、福岡県におけるワンヘルス実践の仕組みをつくることにより、人と動物の命や健康、環境の健全性を一体のものとして守り、その活動を次の世代につなげていくため、6つの基本方針を示した県の条例です。「ワンヘルスの推進」を掲げた条例としては、全国で初めてとなります。

 ワンヘルス実践の基本方針

1 人獣共通感染症対策:医療、獣医療をはじめ各分野と連携し、発生予防、まん延防止を図る

 2 薬剤耐性菌対策:薬剤の適正使用を推進する

 3 環境保護:自然環境の保全を図る

 4 人と動物の共生社会づくり:動物愛護と野生生物の理解と共存を図る

 5 健康づくり:自然や動物とのふれあいを通じた健康づくり

 6 環境と人と動物のより良い環境づくり:健全な環境下における安全な農林水産物  の生産・消費、食育を推進する

※この条例は、平成28年11月に北九州市で開催された「第2回世界獣医師会ー世界医師会 ”OneHealth”に関する国際会議」において、ワンヘルスの理念を実践する基盤となる「福岡宣言」が採択されたことを背景に、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの発生により、県議会でワンヘルスの取組に対する機運が一気に加速し、令和2年12月に議員提案により制定されました。

 ※条例には、6つの基本方針のほか、「県民の理解促進」「県行動計画の策定」「ワンヘルス宣言事業者登録制度」「ワンヘルスセンターの整備」などを進めることも定められています。

   もっと詳しく知りたい方は、「福岡県ワンヘルスポータルサイト」へ!

この記事に関するお問い合わせ先

環境課 環境係
〒830-0416
福岡県三潴郡大木町大字八町牟田255-1
電話番号:0944-32-1120
ファックス:0944-32-1054
メールを送信