配偶者からの暴力のない社会をめざして

ドメスティック・バイオレンス(DV)ってなに?

ドメスティック・バイオレンス(DV)とは、配偶者やパートナー間で行われる暴力のことであり、多くの場合、その被害者は女性です。
これまでDVは、被害が深刻であるにかかわらず「家庭内の問題」として見過ごされてきました。しかし、DVは女性の尊厳を踏みにじる行為であり、たとえ家庭内のもめごとであっても刑法で規定されている傷害罪などにあたる行為が行われた場合は「犯罪」となります。
DVは他人事のようであり、自分には関係のないことだと思っていませんか?
もしかしたら、あなたの周りにもDVで悩んでいる人がいるかもしれません。
また、DVには身体的な暴力に限らず、次のような様々な種類があります。

身体的暴力

殴る、蹴る、髪を引っ張る、首をしめる、物を投げつけるなど

精神的暴力

ののしる、どなる、無視する、おどかすなど

性的暴力

性的行為を強要する、避妊に協力しないなど

社会的暴力

外出や電話、友達との付き合いを制限するなど

経済的暴力

生活費を渡さない、外で働かせないなど

DV防止法とは?

(イラスト)配偶者暴力防止法の仕組み

正式には「配偶者からの暴力の防止および被害者の保護に関する法律」といい、平成13年10月に施行されました。これにより、配偶者間の暴力が犯罪であることが明記され、その違反者に対する罰則が設けられました。そのほかにも、保護命令制度の導入や被害者を発見した場合の通報義務などを規定しています。
また、平成16年12月2日には改正DV法が施行され、保護命令の対象を元配偶者に拡大するとともに被害者の子への接近禁止命令制度を創設するなど、その範囲を広げています。

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