大木町もったいない宣言 その背景

2007年のノーベル平和賞に、地球温暖化の影響や対応策などの報告書をまとめた国連機関「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」と、地球環境の危機を訴えるドキュメンタリー映画「不都合な真実」に登場する前アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が選ばれました。ノーベル賞委員会は、地球温暖化による気候変動は地球平和への脅威となると指摘し、気候変動が制御不能になる前に今すぐ行動が必要だ、というメッセージを送っています。

2007年11月に採択されたIPCCの第4次統合報告書によると、2100年までに地球の平均気温が最大6.4度上昇すると予測し、その原因を人間活動によるものと断定しました。この予測は近未来が気候変動により相当深刻な状況に陥り、人類の存続さえ危ぶまれることも示唆しています。いまや地球温暖化は、世界にとって、最大で最優先の課題となっています。

限られた資源を大量に消費し、一方的にごみとして処理をする社会のあり方が、まさしく問われています。便利さや物の豊かさを求める「ものさし」から、子どもたちの未来を考え、地球環境を守る「ものさし」に変え、社会のあり方や生活の質を見直すことが必要になっています。大量消費を謳歌し、ごみを出し続け、地球環境を破壊し続けることは、まさしく子ども達や未来世代に対する無責任であると言えます。

「もったいない」とは、物の本体を意味する「勿体=物体」のこと。「ない(無い)」は、それを否定したもので、本来は物の本体を失うことをさす言葉です。一方、その裏の意味は、形には表れない努力・時間・苦労などを積み重ねてきたことへの感謝の気持ちと、それを無にしてしまった無念とが一体となったもので、その思想は日本独自の文化を形作っていました。物があふれ、ごみを大量に出す社会の中で「もったいない」という優れた文化が忘れ去られ、地球温暖化などの環境破壊を生み出しました。日本人の優れた文化である「もったいない」は持続可能なまちづくりのキイワードになります。

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